「つい業務が忙しくて・・・」
このような理由で、「利用者さんに対する接客が疎かになってしまった」という
スタッフの話を過去に聞いたことがあります。
利用者を急かしてしまうような介助であったり、自分の表情が強張ってしまったり。
ただ、ここで言う「接客」とは、もう少し具体的に言うと、「声がけ・話し方」のこと。
忙しさのあまり、急かしてしまう様な介助になるというのは、わからなくもありません。
ただ「言葉」に関しては、本当に忙しさのせいで乱れるのでしょうか?
ホテルマンであったり、飲食店の店員が忙しいからといって、私達に「タメ口」で
話しかけることは、まずない筈です。
「忙しさ」のせいにしているだけであり、本当は下記のような理由なのでしょう。
1.何故高齢者に丁寧な言葉づかいが必要なのかわからない。
2.そもそも高齢者に丁寧な言葉づかいで話したくない。
3.高齢者に対して尊敬の念が大きく欠如している
このようなスタッフは忙しくなくても、普段からタメ口で話します。
そもそも介護論やらなんやらを持ち出し教育をせずとも、尊敬している人
に対しては自然と丁寧な言葉になるはずです。
またこのような場面に出くわすことがあれば、そこを誤魔化されないように
します。 豊岡