介護の仕事に就く社員の35.2%は一年以内に離職。79.2%は三年以内に離職しています。
他の産業に比べても極めて高い数字です。
その要因の一つに、給与の低さや昇給の少なさにあることは間違いありません。
本当にそれが原因で、退職する方もいるのが事実です。
ですが、間違えてほしくないのは、給料の低さは「数ある離職する要因の一つ」に過ぎないということです。
極端な例を挙げますが、毎月手取りで50万稼げる仕事があるとします。
ですが、職場環境は以下の通りです。
●上司から嫌味を言われる。
●周りの職員同士の陰口が絶えない。
●上司が自分の頑張りを認めてくれない。褒めてもらったことがない。
●駄目な部分ばかりを指摘される。
●しんどい時、相談する相手がいない。
●休みが少なく、心身ともに休まる暇がない。
これを書いていて大分、自分も辞めたくなってきました(笑)
このような職場環境では、いくら給料が良くても続けていける人は稀でしょう。
「給料が安い」という一点だけに注目して、全ての原因をそれのせいにする
ような「思考停止」状態に陥らないことです。
ある統計によると、会社を辞めたい原因の第1位は人間関係だそうです。
人間関係からくる嫌な感情が、圧倒的に多いそうです。
特に私達は介護職は、人を相手にする職です。
ここで言う人というのは、利用者はもちろん一緒に働く職員のことも指しています。
【豊岡】