私が介護の職について5年。
最初から、この道に進んだわけではありません。

准看護学院を卒業後は、外科へ勤務し、好きで進んだ道ではなく、私の姉妹、身内が、病院へ勤務していた為、自分もその道へ進みました。

でも、本当に就きたかった仕事は、おじちゃん、おばちゃんのお世話、身体の不自由な人の手助けが出来たらいいな〜と、ずーと思っていました。

結婚をし、子供が３歳の時、主人が病気になりました。
急な休みなどで、職場に迷惑をかけるわけにはいかず、大きく職を変え、加工工場で、日曜、祭日関係なく朝から夜まで、働きました。

１３年勤め、子供も手を離れ、主人も徐々に体調を取り戻し、仕事に復帰し、家族を支えてくれる様になり、「もう、やりたい仕事があるんなら、やれよ。」と言ってくれたのが、主人。

「もう、好きな事をやれば。」と言ってくれたのが息子。
家族の言葉で、私の好きな道へ進むことが出来ました。
今は、家族の理解がある為、夜勤で家をあけることも出来るのだと思います。

この仕事を続けて来れたのも、先輩の心遣いがあったからです。
今から3年前、健康診断で子宮筋腫が見つかり、全摘出手術を受けました。
医師と看護婦さんから、「力仕事や介護は無理かもしれない」と言われ、悩んでいた時、同じ現場の先輩が、寄り合い処 おむすびへの移動を進めてくださいました。

この移動がなかったら、介護から離れ、夢も希望もなく、ダラダラとした生活をしていたかもしれません。

この仕事を続けて行く以上、利用者様を自分の身内のように接し、暖かく見守っていき、私も、たくさんの事を利用者様から学びながら頑張っていきたいと思います。